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本日は冬季特別展「日本絵画の200年―江戸から明治へ―」にて展示中の作品の中から、富岡鉄斎『騎牛吹笛』をご紹介いたします。

本作は十牛図(じゅうぎゅうず)の中の一枚で、仏教がテーマの作品です。 皆さんは十牛図をご存知ですか?

十牛図は、悟りに至るまでの10の段階を10枚の絵で表したものです。

<真の自己>を求める牧人が、<真の自己>の象徴である牛を探すところからスタートします。

展示中の作品は、6段階目の「騎牛帰家」を表したもので、牛の背に乗って笛を吹きながら家に帰る、というシーンが描かれています。 牛=<真の自己>と一体になり、心の平安を得た牧人は、もはや牛を御する必要がありません。

ちなみに、この後どうなるかというと・・・ 家に戻った牧人は、牛を捕まえたことを忘れます。捕まえた牛を忘れ、牛を捕まえようとした理由を忘れ、忘れるということもなくなります。 ありのままの世界が目に入りますが、悟りを開いたとしても、そこに止まっていては意味がありません。人々に安らぎを与え、悟りへ導くため、牧人は再び世俗の世界に入っていきます。

とても深いですね。

展示中の『騎牛吹笛』は、鉄斎らしい自由闊達な筆運びが、牛と一体となった牧人の軽やかな境地をよく表しています。

ぜひ間近で本物をご覧ください。皆様のご来館をお待ちしております。




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